よくあるお悩み
- 将来のために投資した方がいいのはわかってる。でも何から始めていいかわからない
- 証券口座を開いたけど何に投資したらいいかわからない
- 日々仕事で忙しくて投資に時間が割けない
今の生活が不安で、将来のために資産形成を始めたいと考えているあなた。
「でもどうやったらいいか、何から始めたらいいか全然わかんない」なんて悩んでいませんか?
早く動き出した方がいいのはわかってる。でも仕事が忙しくてなかなか時間が取れなくて…
その気持ちよくわかります。
実はFP2級の私も初めは投資を始めるまでに1年の時間がかかりました。
いざ始めようとしても「自分にとって1番いい投資がしたい!」と考え、色々調べているうちに最終的には疲れて、
「やっぱ今日もいいや…」
そうやって毎日ズルズル過ごして自分が嫌いになりそう。
そんなあなたに向けて、本記事では誰でも簡単にできる投資自動化の方法をご紹介します。
この方法を使えば「米国株式」「投資信託」「仮想通貨」の全ての投資を自動化することができます。
「また1日無駄に過ごした…」
そんな後悔がなくなります。
この方法は最初に1度システムを作れば、あとは月に1回メンテナンスするだけです。
平日仕事で忙しいあなたにもおすすめです。
ぜひこの機会に記事を見ながら実際に自分で手を動かし、あなただけの投資自動化システムを作ってみてくださいね。
ちなみに、全国の証券会社を構成員とする日本証券業協会によると、2022年度の証券口座の顧客口座数(個人)は3285万件だそうです。
日本の人口(1億2330万人)で考えると、26.6%の人が証券口座を保有していることがわかります。
この数字が多いと感じるか、少ないと感じるかはあなた次第です。
でも、証券口座を開くだけであなたは日本人の2〜3割に入れることだけは確かです。
ぜひ一緒に頑張りましょう。
私が投資で13%の利益を出した方法や具体的な家計管理の仕方については【FP2級が教える今さら聞けない投資の始め方】の記事も参考にしてみてください。
投資自動化の概要
今回私がご紹介する投資の自動化方法は、以下の3項目で構成されています。
- 投資信託
- 米国株
- 仮想通貨
投資信託とは株や不動産などの金融商品の詰め合わせパック。例えばあなたがAppleやコカコーラなどの会社にまとめて投資したいなら、投資信託を選べば100円から投資できます。
これらをそれぞれ自動化することで、人間の感情に左右されず、楽して投資をすることができます。
投資において人間の感情はマイナスでしかありません。
例えばあなたは「ハーディング効果」をご存知でしょうか。
これは周囲の人に同調したり、他人の行動に影響される心理効果です。
「あの投資家がアップルがいいって言ってるから私も買おう」こんな感じです。
これにより他の人の意見に影響を受けて、次第に自分で考えることをやめ、悪い情報に騙されて損をしてしまいます。
また、「損失回避の法則」についてもご存知でしょうか。
人は得をすることよりも損をしないことを選ぶという心理効果です。
値上がりすると思って購入した株が1万円値下がりすると「そのうち、また上がるはず」と期待し、損切りもできず、2万、3万円とズルズル値下がりするのを見続けてしまう。こんな感じです。
このように人間は感情に左右されやすい生き物です。
つまり、感情をいかに抑えて投資するかが重要になります。
私が紹介する投資自動化術は全てシステムで動くので、この点でも優れています。
もちろんそれでも投資にリスクはつきものです。私は負けにくい方法を教えることはできますが、タイミングによって損することもあります。ご自身の判断で行ってください。
投資の自動化に必要なもの
ここからは実際に投資の自動化に必要なものを見ていきましょう。
必要なものは以下の通りです。
投資の自動化に必要なもの
まずは上記のものが用意できれば、あなたも投資自動化が可能です。
詳細については後ほど詳しくご紹介していきます。
投資自動化スケジュール
それでは実際に投資自動化のスケジュールについて見ていきましょう。
私は毎月システムで以下のスケジュールを組んでいます。
25日:給料日
27日:メイン銀行から住信SBIネット銀行に入金
ビットコイン積立引き落とし
1日:投資信託の購入日
5日:住信SBIネット銀行で米ドル購入
投資信託の受取日
7日:ビットコインの購入日
13日:住信SBIネット銀行→SBIに米ドル移動
投資信託のクレカ積立引き落とし
20日:自分の好きな米国株購入
緑は米国株、ピンクは投資信託、オレンジは仮想通貨の自動化スケジュールです。
どうですか。あなたが手動でやろうとしていることがほとんど自動化できていませんか?
米国株の購入以外のほとんどの作業は簡単に自動化できます。
全体像がわかったところで、さっそく詳細について見ていきましょう。
投資信託の自動化
投資信託の自動化にはSBI証券口座と三井住友カードゴールド(NL)カードが必要です。
この2つのサービスを利用することで毎月投資信託のクレカ積立ができ、投資額の1%のポイントがもらえます。
さらに対象投資信託の月間平均保有額が1,000万円未満で年率0.10%のポイントが獲得できます。
いま話題の全世界株式(オルカン)やS&P500に投資したとしても、投資信託の月間保有金額に対し0.042%、0.0326%のポイントがもらえます。
具体的には、100万円分の投資信託を1年間保有しておくだけで11,000円分のポイントが貯まることに。
この獲得ポイントはもちろん再投資に回すこともできますよ。
SBI証券の口座開設方法は『最短5分でできるSBI証券口座解説ガイド』
三井住友カードゴールド(NL)カードの特徴は『三井住友カードゴールド(NL)とSBI証券で投資効率アップ』
で詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
ここまで準備できたら、あとは自動化の設定です。
投資信託自動化の設定方法
設定は全部で以下の4ステップです。
- SBI証券で三井住友カードを登録する
- 積立する投資信託を選ぶ
- 投資信託の詳細画面から「積立買付」を選ぶ
- 注文を入力後、設定を完了する
それぞれ見ていきましょう。
ステップ①三井住友カードを登録する
はじめにSBI証券お客様サイトにログインし、「カードを登録する」をクリックし、三井住友カードを登録します。
カード登録にはVpassID、パスワードが必要なので事前にメモしておきましょう。
ステップ②積立する投資信託を選ぶ
SBI証券にログイン後、メニュー内「取引」→「投資信託」→「投信(積立買付)」→「積立設定銘柄を探す」から、積立する投資信託を選びます。
ステップ③投資信託の「積立買付」を選ぶ
選んだ投資信託をクリックし、詳細情報が載ったページが表示されたら、「積立買付」を選択します。
つみたてNISAで買付する場合は「つみたてNISA買付」を選択してください。
ステップ④注文を入力後、設定を完了する
決済方法で「クレジットカード」を選択し、あなたの毎月の希望の「積立金額」を入力します。
その後内容を確認のうえ、画面に沿って設定すれば完了です。
以上で投資信託のクレジットカードを使った自動積立買付設定が完了です。
あとは月に1度、投資信託が特定日に購入されるのを見守るだけです。
設定お疲れ様でした。
米国株自動化方法
米国株投資の自動化にはSBI証券と住信SBIネット銀行が必要です。
この2つのサービスを利用することで、手動ではめんどくさい米ドルの交換手順を全て省略することができます。
あなたが毎月やることは投資したい銘柄を選択して購入するだけ。
また、米国個別株に投資をすることで投資信託では得られない配当金をゲットすることができます。
一般的に高配当株と言われる配当利回り4%の企業に100万円投資することで、毎年4万円分の年間配当金を獲得することも。
米国個別株は投資信託よりリスクは上がりますがその分リターンも期待できるため、投資信託だけでは物足りない人は挑戦する価値があると思います。
SBI証券の口座開設方法は『最短5分でできるSBI証券口座解説ガイド』
住信SBIネット銀行の口座開設方法は『SBI証券の口座保有者は住信SBIネット銀行の口座開設も必要?実は米国株投資でこんなメリットが!』
で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
準備できたら、こちらも自動化の設定をしていきましょう。
米国株自動化の設定方法
設定は全部で以下の5ステップです。
- 住信SBIネット銀行で定額自動入金
- 住信SBIネット銀行で米ドル定額買付
- SBI証券で外国株式口座を用意する
- SBI証券で米ドル自動送金
- 毎月好きな銘柄を選択・購入
米国株自動化のそれぞれの設定詳細は以下の記事でご紹介しています。ぜひ参照ください。
株式投資初心者でも簡単!毎月自動で米国株式を購入する方法【あとは毎月銘柄を選ぶだけ】
続きを見る
仮想通貨の自動化方法
仮装通貨の自動化にはCoincheckの口座が必要になります。
Coincheckには最低月10,000円から仮想通貨を積み立てられるCoincheckつみたてというサービスがあります。
このサービスを利用することで毎月定額で仮想通貨に投資することが可能です。
仮想通貨は価格が上下しやすいのでリスクが大きい投資先として知られています。
これを軽減するための対策として投資の時間を分散する毎月つみたて投資が非常に有効です。
仮想通貨はリターンも大きく新しい分野なので、若い人は将来を見据えて資産の5〜10%程度を目安に、少額でもいいので自分の投資ポートフォリオに含めておくことをおすすめします。
ただし、世界的に価値が認められているビットコイン(BTC)かイーサリアム(ETH)のどちらかから選択するようにしましょう。
Coincheckの口座開設方法は『20代の会社員がコインチェックを利用して17万円分ビットコインを購入・ガチホしたら○○円になりました』の記事で詳しく紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
準備できたら、こちらも自動化の設定をしていきましょう。
仮想通貨自動化の設定方法
設定は全部で以下の3ステップです。
- Coincheckにログイン
- つみたてに使用したい銀行口座とCoincheck口座を連携
- Coincheckつみたての設定
それぞれ見ていきましょう。
ステップ①Coincheckにログイン
はじめにCoincheckのサイトにログインします。
ログインには「メールアドレス」と「パスワード」が必要です。
正しく入力しましょう。
ステップ②つみたてに使用したい銀行口座とCoincheck口座を連携
次にあなたの銀行口座とCoinncheckの口座を連携していきます。
まず、ホーム画面左下の「Coincheckつみたて」ボタンを選択します。
次に「口座設定してはじめる」ボタンを選択します。
以下の画面に移動するので、画面の指示に従い「金融機関」「口座情報」を入力します。
なお、現在「みずほ銀行」の取引は対応していないようです。
それ以外の大手銀行や米国株自動化でご紹介した住信SBIネット銀行を利用ください。
ステップ③Coincheckつみたての設定
最後につみたての設定をしていきます。
ホーム画面より左下の「Coincheckつみたて」ボタンを選択すると以下の画面が表示されます。
「毎日つみたてプラン」か「月イチつみたてプラン」のうち、どちらかを選択しましょう。
両者の違いは以下の通りです。
毎日:金額は1日約300円から
毎月:金額は月10,000円から
また、選択する通貨についてはビットコイン(BTC)かイーサリアム(ETH)がおすすめです。
次につみたて金額を設定し、「積立を申請する」ボタンを選択したら仮想通貨投資自動化設定は完了です。
引き落としから買付までのスケジュールについてはCoincheck公式のQ&Aで回答があるのであわせて参照ください。
全ての設定お疲れ様でした。
あなただけの投資自動化システム
を作ろう!
将来の安定した資産形成のために、投資は欠かせないものです。
日本では貯金が大切と考えられていますが、実は違います。
大手銀行の金利は0.001%と言われていて、100万円預けても年間10円しか増えません。
しかし、アメリカのS&P500(米国の代表的な500銘柄の株価を指数化したもの)に投資した場合、1957年以来、年平均10.7%成長しています。
つまり、100万円投資すると年間10.7万円増えているわけです。
あなたはこれでも貯金していた方がいいと思いますか?
卵の値段が2倍近くになっているなど、最近の物価高もあり、お金が貯まらないと感じている人も多いのではないでしょうか。
また日本は失われた30年とも言われているように給料が30年上がっていません。
これは他の国ではあり得ないことです。
給料が変わらず、物価がどんどん上昇していく中で「貯金が一番だ!」とまだ言ってられるでしょうか?
バブル時代の銀行預金だけで金利5%の時代はすでに終わっているので、今後は貯金が1番の考え方を変えた方がいいです。
若い人は特に!
今後、投資をしている人と貯金だけしている人の差がますます開いていくと予想されています。
投資は怖いというイメージを捨てて、まずは月1万円でもいいので始めてみることをおすすめします。
一歩を踏み出すのは勇気がいります。
投資をはじめる方法を見つけることは簡単ではありません。
忙しい日々の中で投資に時間を割くことも難しいかもしれません。
私はそのような人のサポートができるように、投資初心者の方々に向けて、簡単かつ効果的な投資方法をご紹介しています。
結果の分かれ道は『まず行動すること』です。
この記事を読んでも、実際に行動するのは100人中たった1人くらいだと思います。
私が役立つ情報を伝えても、あなたが実際に行動しないと人生は何も変わりません。
何か質問があれば全ての相談に乗るのでぜひコメントください。
あなたが”この記事を読むのに費やした時間”が無駄にならないことを私は願っています。
それでは次の記事でお会いしましょう。