『プチ贅沢ラボ』を運営しているちゃんちーです。
私は一般会社員でありながら2年間でハワイ2往復分の10万マイルを貯め、マイルだけでカナダへ留学しました。
あなたは航空会社のアライアンスをご存じですか?
こちらは簡単に言うと航空会社の所属グループのことです。
では、なぜこのアライアンスが航空マイルで海外旅行する上で重要なのかご存じですか?
実は、この記事でご紹介するアライアンスの基礎知識を身に着けることで、普通に特典航空券(マイルで発券できる航空券)を発券するよりも少ないマイル数でチケットを獲得できるからです。
さらに航空券とは別に追加で支払う必要のある燃油サーチャージを大幅に減らすこともできます。
この記事では、航空アライアンスの基礎知識から各アライアンスを利用するメリットについてご紹介していきます。
記事を読み終えると、あなたは航空マイルを利用してお得に海外旅行できるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
マイルの貯め方や各国への必要マイル数はこちらをご覧ください。
航空会社のアライアンス(航空連合)とは?
航空会社のアライアンス(航空連合)とは、一言でいうと航空会社のグループのことです。
アライアンスは大きく分けて以下3つのグループがあります。
アライアンス(航空連合)のメリットとは?
アライアンスはお客様の利便性の向上や集客の向上を目的として各航空会社がグループを結成しています。
これにより私たちが利用できるメリットは以下の通りです。
同じアライアンス内でできること
- 1つの航空会社のマイルで他の航空会社の航空券を予約できる
- ANAマイルでエアカナダの航空券をゲット
- 他航空会社の飛行機に乗ってもマイルを貯められる
- 有償でエアカナダの飛行機に乗った際にANAのマイルを貯められる
- 運航スケジュールが共有されているので、飛行機の乗り継ぎが必要な場合もスムーズに
- ある航空会社で目的の国に飛行機が飛んでなくても、別の航空会社でチケット発券可能
これらの応用として、国内で比較的貯めやすいANAやJALのマイルを貯めて、燃油サーチャージがかからない航空会社の飛行機に乗ることでお得に海外旅行することができます。
また、あなたが行きたい各国への飛行機の必要マイル数は各航空会社によって異なるので、目的に応じて貯めるマイルを変更することも大切です。
3大アライアンスを徹底比較
航空会社の3大アライアンスについて、それぞれの特徴をご紹介していきます。
まずは以下の表をご覧ください。
アライアンス | スターアライアンス | ワンワールド | スカイチーム |
---|---|---|---|
加盟航空会社数 | 26社(ANA含む) | 15社(JAL含む) | 19社 |
就航国数 | 約190 | 約170 | 166 |
就航空港数 | 約1200 | 約900 | 1,050 |
このように、3大アライアンスごとに航空会社数や運航国数、運航空港数に違いがあることがわかります。
ANAはスターアライアンスに、JALはワンワールドにそれぞれ所属しています。
次の章より各アライアンスの特徴を見ていきましょう。
スターアライアンスとは?
スターアライアンスは世界最大の航空アライアンスです。
航空会社数26社、就航国数190か国以上、就航空港数1200か所以上を誇り、他の2つのアライアンスと比較して全世界広範囲に旅行できるのが特徴です。
また、ユナイテッド航空のマイルを貯めることで最小の5500マイルから国内旅行できることも特徴です。
スターアライアンス所属の航空会社一覧
スターアライアンスに所属している航空会社数は2024年3月時点で26社です。
各航空会社は以下の通りです。
スターアライアンス所属の航空会社
- ANA(日本)
- ユナイテッド航空(アメリカ)
- エーゲ航空(ギリシャ)
- エア・カナダ(カナダ)
- 中国国際航空(中国)
- エア インディア(インド)
- ニュージーランド航空(ニュージーランド)
- アシアナ航空(韓国)
- オーストリア航空(オーストリア)
- アビアンカ航空(コロンビア)
- ブリュッセル航空(ベルギー)
- コパ航空(パナマ)
- クロアチア航空(クロアチア)
- エジプト航空(エジプト)
- エチオピア航空(エチオピア)
- エバー航空(台湾)
- LOTポーランド航空(ポーランド)
- ルフトハンザドイツ空港(ドイツ)
- スカンジナビア航空(デンマーク)
- シンセン航空(中国)
- シンガポール航空(シンガポール)
- 南アフリカ航空(南アフリカ)
- スイス インターナショナルエアラインズ(スイス)
- TAPポルトガル航空(ポルトガル)
- タイ国際航空(タイ)
- ターキッシュエアラインズ(トルコ)
ワンワールドとは?
ワンワールドは航空会社数15社、就航国数約170か国以上、就航空港数900か所以上と他の2つに比べると規模は小さな航空アライアンスです。
ただしJALが含まれており、香港を経由したアジア各国への就航やオーストラリア路線がお得なので、こちらを目当てにマイルを貯めている方も多くいます。
ワンワールド所属の航空会社一覧
ワンワールドに所属している航空会社数は2024年3月時点で15社です。
各航空会社は以下の通りです。
ワンワールド所属の航空会社
- JAL(日本)
- アラスカ航空(アメリカ)
- アメリカン航空(アメリカ)
- ブリティッシュエアウェイズ(イギリス)
- キャッセイパシフィック航空(香港)
- フィンエアー(フィンランド)
- イベリア航空(スペイン)
- マレーシア航空(マレーシア)
- カンタス航空(オーストラリア)
- カタール航空(カタール)
- ロイヤル・エア・モロッコ(モロッコ)
- ロイヤルヨルダン航空(ヨルダン)
- スリランカ航空(スリランカ)
スカイチームとは?
スカイチームは航空会社数19社、就航国数166か国、就航空港数1,050か所と2番目の規模感の航空アライアンスです。
日本の航空会社は含まれていないので、他のアライアンスと比べてマイルを貯めずらいことがマイナスポイントです。
ただし、比較的費用の安い航空会社が多く、チャイナ エアラインや大韓航空といったハワイ便が安い航空会社が含まれているのでスカイチームのマイルを貯める価値も高いです。
Marriott Bonvoy®アメリカン·エキスプレス ® ・プレミアム·カードを利用すればスカイチームを含む、世界各国39の航空会社のマイルを貯めることができるのでおすすめです。
スカイチーム所属の航空会社一覧
スカイチームに所属している航空会社数は2024年3月時点で19社です。
各航空会社は以下の通りです。
スカイチーム所属の航空会社
- アルゼンチン航空(アルゼンチン)
- エアロメヒコ航空(メキシコ)
- エア・ヨーロッパ(スペイン)
- エールフランス航空(フランス)
- チャイナ エアライン(台湾)
- 中国東方航空(中国)
- チェコ航空(チェコ)
- デルタ航空(アメリカ)
- ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)
- ITAエアウェイズ(イタリア)
- ケニア航空(ケニア)
- KLMオランダ空港(オランダ)
- 大韓航空(韓国)
- ミドル・イースト航空(レバノン)
- サウディア(サウジアラビア)
- タロム航空(ルーマニア)
- ベトナム航空(ベトナム)
- ヴァージン・アトランティック航空(イギリス)
- アモイ航空(中国)
各アライアンスを選ぶメリットは?
ここまで3大航空アライアンスについてご紹介してきました。
それでは具体的にどのアライアンスのマイルを貯めていけばいいんでしょうか。
次の章から各アライアンスのメリットをご紹介します。
スターアライアンスマイルを貯めるメリット
スターアライアンスのマイルを貯めるメリットは以下の通りです。
スターアライアンスのメリット
- 加盟航空会社数が一番多く、全世界に旅行可能
- ANAが含まれておりマイルが貯めやすい
- アメリカ方向に強い(エア・カナダ、ユナイテッド航空、ANAが就航)
ワンワールドマイルを貯めるメリット
ワンワールドのマイルを貯めるメリットは以下の通りです。
ワンワールドのメリット
- JALが含まれておりマイルが貯めやすい
- 香港を経由したアジア各国に旅行できる(キャッセイパシフィック航空)
- オーストラリアに強い(カンタス航空、JAL)
スカイチームマイルを貯めるメリット
スカイチームのマイルを貯めるメリットは以下の通りです。
スカイチームのメリット
- 費用が安めの航空会社が多い
- 中国に強い(キャッセイパシフィック航空)
- ハワイに強い(チャイナ エアライン、大韓航空)
航空会社のアライアンスの特徴を知って
お得に旅行しよう!
本記事のまとめは以下の通りです。
本記事のまとめ
- 航空会社のアライアンスは大きく分けてスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つ
- アライアンス内に属している航空会社間でマイルを利用できたり、マイルを貯められたりする
- 各アライアンスごとに特徴がある
今回のように各航空会社のアライアンスの特徴を理解することで、劇的にマイルの価値を高めることができます。
プチ贅沢ラボ(本ブログ)ではマイル初心者の方にもわかりやすくマイルの使い方や貯め方をご紹介しています。
興味がある方はぜひ他の記事もご覧ください。
それでは次の記事でお会いしましょう。